大阪府堺市百舌鳥梅町
ツインコリダー数: 1棟
形状区分: 両面ピット / スキップフロアツインコリダー / 住棟番号スプリット型
供給区分: 府営
築年代: 昭和47年
スキップスキップらんらんらん♪
昨今は、大人でスキップしている人を見かけません。
いやまあ、昔からそうかもしれませんが。。。
ここだけの話、僕は周囲に誰もいないのを確認してから、たまにスキップしています。
って、この情報は要るのかよ?
って、この情報は要るのかよ?
まあそれはそうと、ですよ。
大阪府営のツイコリには、スキップフロア型住棟が多いのですよ。
府営岸辺第一住宅、府営堺戎島住宅、府営摂津南別府住宅・・・
ときて、この府営百舌鳥梅町住宅。
もずうめまちじゅうたく。
こう書くと、ツイコリでスキップフロアって珍しくないじゃん!
と思うかもですが、ぶっちゃけ大阪以外で見たことがありません。
つまり、大阪府営がすこぶる頑張ってるだけ。
いや、頑張ったらスキップフロアになるのかは置いといて。
スキップフロアは、マニア的にはポイント高いんですわ。正味の話。
どうポイントが高いのか、このエントリーで感じてみてくださいなー。
では、いつものように、妻側から見てみましょう。
↑これも大阪府営のツイコリの特徴なんですが、
左右の棟で住棟番号が分かれています。
このタイプは他でもたまにあります。。
窓に庇がないので、壁面がでこぼこせず、フラットな質感が出ていますね。
まあ、デザイン的に狙ったわけじゃないでしょうけど。
では、バルコニー面を見てみましょう。
↑昭和47年築にしては、モダン過ぎません?最近のマンションみたい!
それもそのはず。
2009年か2010年あたりに、大規模な改修があったようで。
なので、外ヅラがすこぶる良くなっています。
というか、これはレアなんですよ。
古いツイコリの造形と、最近のマンションぽい外観とが融合しているわけで。
バルコニー面がデザイン的に新しくなって、その他は塗り替えと補修のみという感じなんですが、それが返って、1枚目の写真のような新鮮なランドスケープを生んでると思うのでし。
何だよ、でしって。
次、内部の吹き抜けを見てみましょう。
↑これぞ、スキップフロアツイコリ!いやー、かっこいい!
各階に廊下がないのが、スキップフロア型。
それゆえに、スキップフロア型住棟は、造形が変化に富んでいて面白いんですが、
さらにツイコリ成分も味わえるという、二度美味しいのがたまらないですね。
↑何かこう、基地っぽいかっこよさなんだよね。
廊下にのみアクセスしてる階段室の密度と、間引きされた空間のバランスが美しいと思うのでし。
だから、でしとかやめて。
↑これもほんとに基地っぽい。スペースコロニー的な。
無重力空間を飛んでいって、階段室の開口部から出入りするみたいな。
ああもう、かっこいいったらありゃしない。
↑これはもう、侘び数寄に近いと僕は思うわけで。
間引きされた空間構成と、床のコンクリートのひび割れの補修跡。
府営なので、床を見栄えよくするためのコーティングとかしないから、
コンクリート剥き出しなわけで。
だが、それがいい!
この無機質さの中に、僕は造形的な萌えを感じるわけです。
さらに言うと、吹き抜け内の共用スペースは無機質なのに、
各住戸内には有機的な生活空間が確実に存在するわけで。
その想像上の対比こそが、ツイコリ鑑賞の真の魅力!
そ、そこまで行ったら変態かもしれないと、ちょっとだけ思います(爆)。
まあでも、ツイコリに限らず、団地の何が良いかって、
そこに人々の暮らしがあるってところだと思うわけで。
一言で言うと、生活感。
家の外側にそれが滲み出たり出なかったり、
その濃淡を肌で感じ取ることも、団地巡りの楽しみだと。
あ、真面目なことを書いてしまいました。。
次、外に出て、ピットを見上げてみましょう。
↑府営のスキップツイコリ特有のピット。
相変わらず飛んで行きそうになるビュー。
凹凸とディテイルのパターンが組み合わさると、テクノサウンドが聴こえてきます。。
最後に、最上階のピットからの眺望を見てみましょう。
↑手前の吹き抜けというか中庭?のある建物は、大阪府立大学です。
その向こうは、大阪平野の突き当たりまで、開けた眺望。
二上山、葛城山、金剛山の稜線がくっきりと見えます。
ここからは離れていますが、僕が子供時代に住んでいた団地のベランダからも、
同じ山並みが見えました。
僕の原風景の一つです。
って、ちょっとしんみりしちゃったじゃねーか!
・・・というわけで、魅力満載の大阪府営百舌鳥梅町住宅でした。
以上。
ときて、この府営百舌鳥梅町住宅。
もずうめまちじゅうたく。
こう書くと、ツイコリでスキップフロアって珍しくないじゃん!
と思うかもですが、ぶっちゃけ大阪以外で見たことがありません。
つまり、大阪府営がすこぶる頑張ってるだけ。
いや、頑張ったらスキップフロアになるのかは置いといて。
スキップフロアは、マニア的にはポイント高いんですわ。正味の話。
どうポイントが高いのか、このエントリーで感じてみてくださいなー。
では、いつものように、妻側から見てみましょう。
↑これも大阪府営のツイコリの特徴なんですが、
左右の棟で住棟番号が分かれています。
このタイプは他でもたまにあります。。
窓に庇がないので、壁面がでこぼこせず、フラットな質感が出ていますね。
まあ、デザイン的に狙ったわけじゃないでしょうけど。
では、バルコニー面を見てみましょう。
↑昭和47年築にしては、モダン過ぎません?最近のマンションみたい!
それもそのはず。
2009年か2010年あたりに、大規模な改修があったようで。
なので、外ヅラがすこぶる良くなっています。
というか、これはレアなんですよ。
古いツイコリの造形と、最近のマンションぽい外観とが融合しているわけで。
バルコニー面がデザイン的に新しくなって、その他は塗り替えと補修のみという感じなんですが、それが返って、1枚目の写真のような新鮮なランドスケープを生んでると思うのでし。
何だよ、でしって。
次、内部の吹き抜けを見てみましょう。
↑これぞ、スキップフロアツイコリ!いやー、かっこいい!
各階に廊下がないのが、スキップフロア型。
それゆえに、スキップフロア型住棟は、造形が変化に富んでいて面白いんですが、
さらにツイコリ成分も味わえるという、二度美味しいのがたまらないですね。
↑何かこう、基地っぽいかっこよさなんだよね。
廊下にのみアクセスしてる階段室の密度と、間引きされた空間のバランスが美しいと思うのでし。
だから、でしとかやめて。
↑これもほんとに基地っぽい。スペースコロニー的な。
無重力空間を飛んでいって、階段室の開口部から出入りするみたいな。
ああもう、かっこいいったらありゃしない。
↑これはもう、侘び数寄に近いと僕は思うわけで。
間引きされた空間構成と、床のコンクリートのひび割れの補修跡。
府営なので、床を見栄えよくするためのコーティングとかしないから、
コンクリート剥き出しなわけで。
だが、それがいい!
この無機質さの中に、僕は造形的な萌えを感じるわけです。
さらに言うと、吹き抜け内の共用スペースは無機質なのに、
各住戸内には有機的な生活空間が確実に存在するわけで。
その想像上の対比こそが、ツイコリ鑑賞の真の魅力!
そ、そこまで行ったら変態かもしれないと、ちょっとだけ思います(爆)。
まあでも、ツイコリに限らず、団地の何が良いかって、
そこに人々の暮らしがあるってところだと思うわけで。
一言で言うと、生活感。
家の外側にそれが滲み出たり出なかったり、
その濃淡を肌で感じ取ることも、団地巡りの楽しみだと。
あ、真面目なことを書いてしまいました。。
次、外に出て、ピットを見上げてみましょう。
↑府営のスキップツイコリ特有のピット。
相変わらず飛んで行きそうになるビュー。
凹凸とディテイルのパターンが組み合わさると、テクノサウンドが聴こえてきます。。
最後に、最上階のピットからの眺望を見てみましょう。
↑手前の吹き抜けというか中庭?のある建物は、大阪府立大学です。
その向こうは、大阪平野の突き当たりまで、開けた眺望。
二上山、葛城山、金剛山の稜線がくっきりと見えます。
ここからは離れていますが、僕が子供時代に住んでいた団地のベランダからも、
同じ山並みが見えました。
僕の原風景の一つです。
って、ちょっとしんみりしちゃったじゃねーか!
・・・というわけで、魅力満載の大阪府営百舌鳥梅町住宅でした。
以上。
この団地に20年新築から住んでいた者です
返信削除この団地はなぜかご近所からはあまり評判がよくなかったのですが
もちろん私は住んでいたので愛着があります
長い廊下で自転車やローラースケートなんかをして遊んでいました
写真で見ると住んでた時のイメージと違って見え古さがかえっておしゃれにみえたりして・・・・
懐かしく見させてもらいました
匿名さん>
返信削除コメントありがとうございます。
お住まいだったのですね。
長い廊下でローラースケート、元気な子供達の微笑ましい光景が目に浮かびます。
大らかな時代だったと思います。。
大阪府営の高層住宅は、デザインに独特な良さがあると思います。
この百舌鳥梅町は、最近外壁の塗り替えがあったので、綺麗になっています。
懐かしさを感じていただけたようで、嬉しい限りです。