ツインコリダー数: 2棟
形状区分: アールデコピット
供給区分: 公社
築年代: 昭和54年
このツイコリは、アールデコピットです。
って、また新しい造語を。
ま、次の写真を見てもらえば、分かりますよ。
言わんとするところが。
↑住棟番号が端っこ過ぎて心憎いですよね。遠慮がちでキュートです。
って、そこじゃなくて。
中央は、見事なアールがついてますよね。
アールがついたデコピットだから、アールデコピット。
アール・デコ建築とは何の関係もありません(キリッ
アップで見てみましょう。
↑すてき!
昭和50年代的なアールですよね。
縦開きの窓が開いているのも、いとおかし。
窓フェチとしてはたまらないです。
では、このアールの中はどうなってるのか、見てみましょう。
↑ギリシャか!
今、何かとお騒がせなギリシャっぽい、柱が1本立ってます。
あくまで、っぽいですよ。
ともあれ、アールのついた窓と柱、エレガントです。
↑丸のついた部分に、何だか半球形のポッチが。
パッと見、採光用のトップライトかなーと。
近づいて見てみましょう。
↑なんじゃこりゃあ!(松田優作風に)
どうしてこうなった・・・不思議すぎる!
さらに近づいて見るっ!
↑未知との遭遇です。
僕はとんでもないパワースポットに来てしまったのではないだろうか・・・。
せっかくだから、下を覗き込んで見ました。
↑ええええええええええええええええ!
下まで一気通貫かよ!
想像の斜め下を行ってくれる、素晴らしい景観がそこに。
下へ行くほどに明かり取りとしての効果が微妙かと思ったのですが、
実際に行ってみると、意外と明るかったです。
つ、次、行ってみようっ!(いかりや長介風に)
↑これね、向かいの棟との連結部付近なんですが、
なぜか向かいの踊り場は、アールがついてます。
こっち側はついてないのに。
とにかく、棟ごとにデザインが全然違うという。。
かっこいいからいいけどね。
↑吹き抜け内のビューです。
縦開きの小窓が互い違いについてるのがE!(何がE!だ)
踊り場ごとに律儀に窓を付けてくれた結果、窓フェチを萌えさせる景観が生まれたわけです。
では、下を覗き込んで見ましょう。
↑と、トランポリン?
先生、トランポリンで遊んでいいですかー!わーい!
って、いや、どっちかというと焼肉の網でしょ、あれは。(違
まあたぶん、トップライトの上に落下物避けの金網を設けたんだと思います。
とりあえずボケないと気が済まない腐った心を浄化したいです。。
↑こちらは別の棟の吹き抜け内です。
小窓が1列、あとは全部壁という、やばいぐらいストイックな風情です。
よく分からない階段といい、なぜかグッと来る造形です。
そのストイックさとは対称的に、左手前のベンチの可愛いさったらもう。
何これツイ百景に認定したいですね。
↑補修跡?がまるでアートのように!
これはたまらない。ドアの色といい、何というポップセンス。
いや決して狙ってそうしたわけじゃないんだろうけど、だがそれがイイ!
↑そして、説明不要のイナズマライン。
いや説明しろよ、いいかげん。
それにしても、何でもあるな、ここのツイコリは。(華麗にスルー)
そんな舐めた姿勢でいたせいか、僕は重大な過ちを犯していたことに、
下の写真を見て、気づいてしまいました。
↑イナズマラインを内側から撮って喜んでいたわけですよ。
これはかっこいいなと。
ギザギザに風景を切り取るイナズマラインかっけー!と。
しかし、写真をよく見ると、川の対岸にツイコリが見えるじゃあーりませんか!
そのツイコリは、尼崎市営昆陽の台団地なんですが、そこにツイコリがあることに
僕が気づいたのは、何とこの写真を撮ってから1年後のことなのです。
浮かれてると未知のツイコリを見落とすという、教訓を得たということで。
↑定礎っぽい石板が住棟にありました。
こういうのがあると竣工年とか情報がわかりやすいので、
団地好きとしては、本当に助かります。
下の方には、日本エレベーターとあります。
が、別の棟では、HITACHI製のエレベーターがありました。
というわけで、
アールデコピットに謎のパワースポットにトランポリン、イナズマラインに至るまで、
見どころ目白押しの県公社西宮市田近野団地なのでした。
以上。
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