2012年1月17日火曜日

都営西台アパート&都公社西台住宅

東京都板橋区高島平
ツインコリダー数: 4棟
形状区分: 両面ピット / 人工地盤
供給区分: 都営 / 公社
築年代: 昭和45年(都営), 昭和48年(公社)
撮影: 2011年9月



↑右3棟が都営西台アパート、一番左端が都公社西台住宅です。

いわゆる、西台団地のツイコリ群です。
ツイコリが4棟並ぶ団地ってのも、ありそうでないです。
他にパッと思いつくのは、大阪市営新北島住宅ぐらいでしょうかね。
まるでツイコリの基地ですね。

ここが特異なのは、4棟全ての妻側のデザインが異なるところです。
上の写真を見てもらうと分かるかと思いますが、全く表情が違います。

さらにここが凄いのは、1階が電車の車庫ってところです。

まあ、下の写真を見たまえ。(えらそうに)



↑天は人の上に人を作らず、車庫の上にツイコリを作りたもうたわけで。
いや、ツイコリの下に車庫を作ったと言いたい。(違うけど)

人工地盤の下に車庫、上にツイコリ。
こんなにブッ飛んだツイコリはここしかないでしょう。



↑人工地盤の下には、電車さん大集合です。



↑電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車。
セガールが好きそうな光景です。




↑その電車さん達の上に、これが屹立してるわけです。
妻側壁面の突起物(おでき)といい、レンガ調タイルといい、二度折れ曲がる優美
な柱といい、見目麗しきこの素晴らしいツイコリは、都公社西台住宅です。



↑当たり前のように庭がありますが、全てが人工地盤の上にあります。
それにしても、西台のツイコリはバルコニー面のフォルムが美しいです。




↑もう一つ、ここの特徴は、2階(人工地盤上の1階)の平面構成の巧みさです。
人工地盤上に4棟もツイコリがあるので、各棟の2階をピロティにすることで、
人の平面移動をスムーズにしているのです。たぶん。




↑ブリッジがあったりしますが、ずーっと奥までくぐり抜けられます。
見通しが気持ちいいのは大事。

遠近感の楽しめる、かっこいい空間構成なのだ!




↑巨大な住棟の2階(人工地盤上の1階)も、ズドーンと広いピロティに。
遊具があったりなんかして、有効にスペースが使われています。

ほんと、全てがグッとくるんだよね。




↑ほれぼれする美しい立面。
これね、何でここまでキュンキュン萌えるのかというと、都営なのに公団の初期型
久米設計ツイコリ(昭和43年・公団金町駅前団地 / 昭和44年・公団大島四丁目団地)に、バルコニー面がどことなく似ているからなんだよね。

この都営西台アパートが昭和45年築だから、時代的にはとても近いわけで、どこが設計したのか知りたいところ・・・。


足元で外側にスッとひろがる柱といい、碁盤目状にベランダと窓が並ぶ立面といい、
典型的な初期型ツイコリのデザインは、大好きです。



↑西端の8号棟は、外壁補修のためか足場が組まれていました。
足場ファンにはたまらない、壮観な眺めですよー。
全国に足場ファンがどのぐらいいるのか知らないけども。。



↑足場を装備したツイコリ、かっけー!
やばいです、足場かっこいいです。




↑「ザ・都営」なピットも、美しい縦横比とディテイルのパターンを持ってますね。




↑内部の吹き抜けですが、右の廊下は改修のために幕が張られています。
これはこれでレアな眺めです。




↑なんと内側にまで台形フォルムの柱が列を成していました。
かっこいい廊下です。(写真をクリックして拡大して見ると伝わりやすいかと)





というわけで、ツイコリ好きにはたまらない聖地的な西台団地なのですが、
このときは見る時間があまりなかったので、また再訪して報告したいと思います。


以上。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。みしざわです。
    西台団地ですが、手元の資料のよると設計・計画者は・・・
    東京都住宅局・交通局・板橋区・東京都住宅供給公社・内藤建築事務所・・・

    とのことです。

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  2. みしざわさん、ありがとうございます!
    なるほど、久米設計ではないということですね。。
    内藤建築事務所、初めて知りました。。

    西台団地では、各住棟の内部を見る時間がなかったので、同時期のツイコリとの比較ができませんでした。
    再訪してディテイルを確認したいと思います。

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