ツインコリダー数: 1棟
形状区分: スロープアクセス
供給区分: 市営
築年代: 不明。入手資料には昭和36~43年、昭和61年 とあるが、どの住棟かの記載がない。ただ、住棟外観と内部の形状から、昭和40年代築か、もしくは古いものを昭和61年に増改築したのではないかと推測する。
撮影: 2010年8月
かっこいい団地ですね。
モダンさと古さが折衷したような、ミクスチャー感のある住棟。
バルコニー面の凸凹感といい、それを覆う板状コンクリ壁といい、ただ者じゃないかっこよさです。
っていうか、これツインコリダーなの?
と、パッと見は思いますよね。
5階建てだし。
妻側を見てみましょう。
↑おおー。がっしり。
まあ、ツイコリっぽいといえばぽいですよね。そうなのか。
とりあえず、この質感と量感はすてきです。
それでは、この妻側の足元を見てみましょう。
↑えっ。
1階から吹き抜けにアクセスしてないの?
してないんです。1階は保育園なのだ。
なので、住戸エリアへの外部からのアクセスは、スロープで2階に直接上がる方式。
↑ほらっ。こんなふうに。
このスロープは何か楽しいですよね。
子供なら一度は、ボール転がしたり三輪車転がしたりするよね。
三輪車は転がすものなのかよ。
そして、凄い吹き抜けを見てもらいましょう。
↑ええええええええ!柱太すぎるだろう!
何このピラミッド内部みたいなの!ハムナプトラみたいなの!かっこよすぎる!
というか、明らかブロックで柱を作っているような。
↑見下ろしてもかっこいい。
この独特にパターン化された立体造形に、ぐっと来るッ!
カイジかよ。
↑しかも屋根つきッ!
一応雨よけなんだろうけど、半透明の波板で採光を多少確保しているところが、心憎いですね。
これが光を通さない波板だったら、あまり美しくないビューになっていたはず。
って、美しいかどうかの観点しかないのかよ。
と、突っ込まれそうですが、ほぼ無いのですよ。
とりあえず住み心地とか排除しないと、造形の魅力は見えてこないと思うので。
↑反対側の妻側です。こちらもスロープアクセス。
カクカクしていてかっこいいですね。
天井だけコーナーが出っ張ってるのも良いです。
あ、言い忘れてたけど、たぶんここは、広島県唯一のツイコリです。
まだ他には確定的なのを見つけてません。。
他に見つけたら教えてくださーい。
というわけで、かなり変則的なツインコリダーを擁する、市営福島町アパートでした。
以上。
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