2011年1月13日木曜日
公団尾西団地
一宮市起字与三ヶ巻
ツインコリダー数 : 1棟
形状区分 : 両面ピット
供給区分 : 公団
築年代 : 昭和52年
東海道新幹線から見えるツイコリです。
大阪方面からの場合、岐阜羽島を過ぎて木曽川を渡ってすぐのあたりから、
北側に聳え立つ公団尾西団地の雄大な姿が見えます。
近くに高い建物がないので、かなり遠くからでも目立つ存在です。
東海道新幹線に乗るときは、公団尾西団地を刮目して見るべし!
実はここ、中層住棟2棟と高層のツイコリ1棟という、珍しい住棟構成だったりします。
それでは、いつものように妻側から見てみましょう。
↑シンプルで素晴らしいピットです。
ピット奥壁の、メタリックなパネルサッシがすてきです。
何気に住棟番号もメタリックで存在感があります。
公団片山公園団地の凹凸を削ぎ落として、
スッキリさせたような感じでしょうか。
↑ニッチな石庭。
1階ピロティのわずかなスペースにかわいい石庭が。
こういう場所に敢えて何かしてやろうという公団の心意気がすてきです。
壁面のポップな色彩にも目を奪われます。
では、内部の吹き抜けを見てみましょう。
↑かっこいい!
っていうか、床に聳え立つアレは何?
↑意味深なオブジェ!
柵で囲ってあるので、遊具ではないっぽいです。
ということは、公団お家芸の「土木と芸術の狭間をゆくオブジェ」なのか!?
ま、まあ、これはどっちかというと現代アート寄りな方だと思います。
色と高さ太さの違う円柱を意味ありげに並べただけだけど、
床の敷石の向きとか、段差のつけ方も凝っているので、
アートと言い切りにくいアートという風情です。
↑うーむ。やはりアートと言い切りにくい何かを感じますね。
っていうか、横の配管も萌えますね。
↑ピロティにかわらいしく並ぶ椅子たち。
19脚も椅子があるでやんすよ。
どこどなくメルヘンチック。
なんかピコピコしてる。
何だよ、そのボキャブラリーは。
↑かこいい!
斜めから見る夕暮れのピットもいいですねぇ。
というわけで、アートと言い切れないアートなオブジェを擁する、
公団尾西団地なのでした。
以上。
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