2010年11月2日火曜日

公団豊成団地

















愛知県名古屋市中川区豊成町
ツインコリダー数 : 2棟
形状区分 : 両面デコピット / 複数棟連結型(縦) / 吹き抜け内オブジェ(石庭・固定玉砂利)
供給区分 : 公団
築年代 : 昭和52年

いきなりぬるい写真載っけてすみません。
外観写真がこれしかなかったもので・・・(汗
言い訳しますと、これを撮りに行ったのは8月のそれはそれは暑い日でして、
気温37度の中、炎天下の公団鳴子団地を2時間半ほっつき歩いたあげく、
熱中症になりかけながら命からがらこの豊成団地にたどり着き、
外観を撮る余裕が全くなかった、というか、
そんなことしたら死ぬ!という状況だったのです。
皆様、夏の団地トラベルは熱中症に気をつけましょう。

それはともかく、見て行きましょう。


















↑か、化石!?地層!?
何だかよく分かりませんが、ツイコリの1階にはよくこーゆーのがあります。
僕は、「芸術と土木の狭間を行くレリーフ」と呼んでいます。


















↑こ、古代壁画!? 超古代文明の宇宙人!?
これも何が何だか分かりませんが、珍しいので撮ってみました。
これも僕的には、「芸術と土木の狭間を行くレリーフ」です。


















↑せ、石庭・・・。色即是空。
吹き抜けの1階部分が石庭風になっています。
玉砂利がコンクリートにめり込んでますね。固定されています。
子供が石を持ち出したりすると大変なので、それなりの配慮なのでしょう。
ただし、石庭としてのクォリティを著しく犠牲にしますが。

このタイプのツイコリは、たま~にあります。
大阪の公団大開団地とか、府営泉北原山台五丁住宅とか。

人生に疲れたときは、石にもたれて座禅するのもよいでしょう。
本当に、やりに行かないでくださいね。通報されますから。


















↑何これ。未知との遭遇?
いえ、エレベーターホールの天井に空いてた穴です。
明かり採りだと思うんですが、洒落れてますね。

って、さっきから何なんだよ!
ヘンなものばっか載せやがって、このタコ!
と、お叱りを受けそうですが、これは熱中症のせいです。
朦朧としていて、ヘンなものばかりに癒されていたという。
たまにはこういう回があってもいいじゃなーい?(今どきギター侍)


とはいえ、正統派な写真も押さえてあります。
























↑シュオオオォォ。
クールビューティーですね。
この冷徹なる静謐さと、妥協を許さないストイックな秩序。
これぞ僕らのツイン!コリ!ダー!



















↑シュバアアアオォォ。
やばいですよね。ちょうクール!
惑星ナントカのナントカ要塞みたいですよね。

こういう景観を生むには、いくつか条件があります。


















↑その一つがこれ。
廊下が長い!ってこと。
これぐらい長くないと、あのクールビューティにはなりません。
自転車を持って上がる人の気持ちも分かるってもんです。

そしてもう一つ。


















↑これ。たまらないですよね。何もかもが。
「吹き抜けの幅が狭い」という条件。
こうでないと、引き締まったビューにならないんですよね。
シンメトリーが美しいでしょ?
ここまできれいに条件が揃ってるツイコリは、そんなにはないんです。


















↑案内板からも長さと幅の狭さが分かりますよね。
お前らかっこよすぎなんだよ。

とまあ、後半はストイックにクールにキメてみました。
もうタコとは呼ばせません。

以上、公団豊成団地のツインコリダーでした。

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